こんにちは、しいなです!
「AirTagって子供の迷子防止に使える?」
「AirTagってどんな機能があるの?」
と疑問を持っている方に向けて、実際にAirTagを購入して1歳児の娘につけている私が記事に書きました!
AirTagアプリを使いこなそう!大体の位置と方角が分かるから迷子防止におすすめ!
結論としては上記の通りですが、ひとつずつ詳しく解説していきますね。
・AirTagの使い方
・AirTagのメリットデメリット
・おすすめのAirTagケース
ぜひ参考にしてみてくださいね!
GPS端末とAirTagの比較
子ども用GPS端末
位置情報をチェックしたいならGPS端末を最初に思い浮かべる人が多いはず。
GPS端末は位置情報の精度が高く機能も豊富なので、迷子や連れ去り対策に持たせたいならおすすめです。
特に習い事や学校に通い始めたタイミングで持たせると安心ですね。
基本的な機能
機能 | 内容 |
現在地表示 | 親のスマホでGPSアプリから現在地を確認 |
通知エリア設定 | アプリで学校や塾などを設定するとGPSが出入りした時に通知が来る |
1台のGPSを複数人が見守り | 1台のGPSに対して家族や祖父母などが確認できる |
1台のスマホで複数のGPSを管理 | 1台のスマホできょうだいのGPSが管理できる |
バッテリー通知 | バッテリーが少なくなると通知が来る |
履歴の保存 | 子どもがどこに立ち寄ったか確認できる |
メリット
- 位置がリアルタイムで確認できる
- 位置情報の精度が高い
- エリア設定や履歴確認など機能が豊富
- 家族みんなで管理ができる
デメリット
- 月額料金がかかるものが多い(約500円〜)
- サイズが大きめ
- 定期的な充電が必要(数週間〜1ヶ月ごと)
AirTag
iPhoneユーザーならAirTagがおすすめです。
GPS端末よりも精度は若干劣るものの、安価で月額料金もかかりません。
端末が小さいので未就学児に持たせる場合にもおすすめです。
基本的な機能
機能 | 内容 |
現在地表示 | アプリから現在地を確認 |
音を鳴らす | iPhoneを操作してAirTagからビープ音を鳴らす |
離れた時に通知 | iPhoneとAirTagが一定距離離れると通知が来る |
紛失モード | 見つけた人がiPhoneをAirTagにかざすと持ち主の電話番号やメールアドレスが表示される |
メリット
- 本体価格が安価で月額料金も不要
- 小型で持たせやすい
- ケースの種類が豊富
- 電池が長持ち(約1年)
デメリット
- 位置情報の精度がGPSよりも若干劣る
- 位置情報の更新頻度は周囲の環境により変わる
- 機能が少ない
AirTagの詳しい情報や各機能の使い方はこの後説明していきます!
AirTagの概要
AirTagの価格・月額料金は?
AirTagの定価は4,780円で、月額料金はかかりません。
Amazonや楽天なら4,000円前後で購入できます。
Appleのサイトからの購入なら刻印サービスもあるよ!
AirTagの5つの機能
AirTagはGPS端末よりも機能面がシンプルで、主に5つの機能があります。
- iPhone上で現在地を表示する
- iPhoneを操作してAirTagから音を鳴らす
- AirTagが離れた時にiPhoneに通知が来る
- iPhoneとAirTagが離れた時にAirTagから防犯音が鳴る
- iPhone上で紛失モードに切り替えると、見つけてくれた人にメッセージを残す
1.iPhone上で現在地を表示する
iPhoneの「探す」アプリから現在地を確認できます。
リアルタイムではなく数分置きに更新されます。
「探すモード」にするとAirTagまでの距離や方角が表示されるので、より具体的な場所を特定して見つけ出したい時に役立ちます。
2.iPhoneを操作してAirTagから音を鳴らす
「AirTagを探していて近くにあるのは分かってるけどどこにあるのか分からない」といったときに役立ちます。
私も家の中でAirTagをどこに置いたか忘れてしまった時にこの機能を使って音を頼りに探しています。
AirTagとiPhoneがBluetooth接続される必要があるため、10メートル以内の距離で使えます。
3.AirTagが離れた時にiPhoneに通知が来る
AirTagとiPhoneが数十メートル以上離れるとiPhoneに通知が来ます。
私の家にAirTagを置き忘れた時、外出してから5分以内に通知が来ます。
4.iPhoneとAirTagが離れた時にAirTagから防犯音が鳴る
AirTagとiPhoneがしばらく離れているとAirTagからビープ音が鳴ります。
これは防犯面からオフにすることができない機能です。
例えば知らない間にストーカーにAirTagを付けられてしまっても、ビープ音でAirTagを付けられていることに気がつけるようになっています。
習い事や学校で子どもと離れているとこのビープ音が鳴る可能性はありますが、数時間程度では鳴らないことの方が多く、音量もそこまで気にならない程度のようです。
iPhone上で紛失モードに切り替えると、見つけてくれた人にメッセージを残す
iPhoneの「探す」アプリから紛失モードに切り替えることで、AirTagを見つけた人が自分のiPhoneを近付けるとAirTagの持ち主の連絡先が表示され、持ち主にコンタクトを取ることができます。
見つけてくれた人がiPhoneユーザーかつAirTagのこの仕組みを知っていないと役立たないのでは…?と個人的に思っているのであまり期待はできなさそう…
ちなみに紛失モードにするとメッセージを残すだけでなく、「AirTagの AppleIDをロックする」こともできます。
つまり見つけた人が「このAirTagを盗んで自分のものにしてしまおう!」と思っても、勝手にAirTagの設定を変えたり持ち主を変更することができなくなります。
万が一AirTagが離れてしまった時は紛失モードにしておくと安心ですね。
AirTag独自の仕組み
AirTagはGPSを搭載しているわけではありません。
近くにいるiPhoneユーザーたちから位置情報を収集しているのです。
そのため、人が集まるところではiPhoneユーザーも多くなり位置情報の更新がほぼリアルタイムで行われますが、人がいない場所では位置情報の収集ができず、正しい位置を表示できなかったりなかなか更新されない…ということもあります。
しかしiPhoneユーザーは世界中にたくさんいるのでどこでも使えることがAirTagの強みです。
よほどの山奥でもない限り、普通に生活したり旅行する分には問題なく位置情報を確認できると思います。
AirTagの使い方
かんたん初期設定
初期設定は数分で完了します。
iPhone上で「探す」アプリを起動して、「持ち物を探す」タブを選択。十字マークをタップして「AirTagを追加」をタップする。
AirTagからタブを引き剥がして電源オンにし、AirTagをiPhoneに近づけて「接続」をタップします。AirTagの名称を選択して「続ける」をタップする。
登録するAppleIDの情報を確認して「続ける」をタップする。AirTagの説明画面を確認して最後に「完了」をタップすると設定が完了し、「探す」アプリ上でAirTagの位置を確認できるようになる。
子どもに付ける
AirTagは直径3cmほどと小さいので子どもに付けやすいのが特徴です。
習い事や学校に通う子にはバッグに入れっぱなしにしておけばOK!
万が一のために常に持たせておきたい・まだ未就学児でバッグは持ち歩かない…という子にはAirTagのケースを買って子どもに身につけさせるようにしましょう。
我が家はクリップ式のケースにして、子どもの襟やズボンの腰部分に付けています。
付け外しが簡単なのでおすすめ!
迷子になってしまった時
子どもを見失ってしまった時はどうしたらいいの!?
そんな時は「探す」アプリを駆使して位置を特定しましょう。
もしも子どもが迷子になってしまったら、落ち着いて以下の手順で子どもの位置を特定します。
❶「紛失モード」に切り替える
まずは「探す」アプリを起動して紛失モードを有効にします。
子どもを保護してくれた人がiPhoneユーザーなら、親の連絡先がその人のiPhoneに表示されて連絡が取れるようになります。
❷マップで位置を確認する
「探す」アプリのマップ上でAirTagの位置を確認します。
GPSほどの精度とリアルタイム性はないので大体の目安ですが、ある程度の位置は特定できます。
❸「探す」モードで方角と距離を確認する
探すモードはAirTagとiPhoneのBluetoothの接続が可能になる10m以内で利用できます。
マップで位置を確認してある程度の距離にまで近づいたら「探す」機能を使いましょう。
AirTagまでの方角と距離が表示されるので、それに従ってください。
❹サウンドを再生
AirTagからサウンドを再生させて、音を頼りに探すことができます。
ある程度近付いていれば聞こえる音量ですが、雑踏の中ではほとんど聞こえないと思うのでその場合は子どもの名前を呼んだほうが早いかも…
お店の中ではぐれてしまった時や見失って時間が経っていない時は、❸の探すモードを活用してすぐに距離と方角を確認した方が早いかと思います。
瞬時に具体的な場所を特待できるわけではないですが、おおよその位置が分かるだけでも安心ですね。
【検証】1歳児に付けてみた。
自分で外せない位置に付けよう
未就学児に子どもに付ける時のポイント
- 自分で外せない位置に付ける
- 他の人から見えない位置(誘拐犯などに見つかりにくい場所)に付ける
- AirTagのケースは軽いものを選ぶ
私はクリップ型のケースで1歳10ヶ月の娘に装着してみました。
ズボンの腰部分に付けていると自分で外せず、他の人からも見えにくいのでおすすめです。
最初は付けられたことを気にしている様子でしたが、自分では手が届かないので諦めていました。
軽いので付けていることもすぐに忘れるようです。
取り外しが簡単なので毎日のお出かけの時にもササッと付けられます。
迷子になってすぐに通知が来るわけじゃない
AirTagとiPhoneが離れると通知が来るので子どもが離れてしまった時にすぐに気付けるかな?と期待していましたが、通知が来るまでに5分ほどかかります。
経験上、距離にして300〜400m離れた時に通知がくるので、小さな子どもが少し離れたくらいでは通知はこなさそうです。
これならAirTagから通知がくる前に自分で気がつくはずなので、迷子対策として正直あまり実用的な機能ではありません。
正確な位置を素早く特定するのは難しい
「探す」アプリ上のマップで大体の位置を把握、探すモードで方角と距離を確認、そしてサウンド再生機能で音を頼りにしてAirTagの位置が特定することはできますが少々時間がかかります。
家の中でAirTag本体を無くしてしまった時は数分で見つけ出すことができましたが、子どもは動き回るので悠長に探すモードで方角なんかを画面で確認していると「こっちの方向だ!あれ?今度は逆に行ったぞ!」とモタモタする可能性大です。
家の中で使った時も方角と距離の確認は少し分かりづらかった…
さらにサウンド再生機能も人混みの中ではほとんど聞こえないと思います。
とはいえマップでの位置表示はGPSの精度には劣るものの信頼性は高いので、いざという時には落ち着いてこれらの機能を活用すれば充分使えそうです。
正直な感想〜メリット・デメリット〜
ここまでややネガティブな意見が多くなってしまいましたが、私はAirTagを買って良かったです。
というのもGPS端末と違って様々なメリットがあるからです。
メリット
- お手頃価格で購入できる
- 日々の充電が不要
- ケースの種類が豊富
- 小型なので小さい子どもに装着しやすい
- 何かあったときに大体の位置が分かる
万が一子どもが迷子になってしまったり誘拐されてしまった時でも、AirTagがあれば落ち着いて位置を把握することができます。
瞬時に見つけ出すことは難しくても、AirTagを付けているのと付けていないのとでは大違いです。
しかし「もう少しこうだったらなー」という点もあるので紹介します。
デメリット
- ケースに入れると大きく感じる。(もう少し小型だったら靴の底に入れたりして使いやすいかも)
- 「探すモード」の方角と距離表示が少し分かりづらい
- AirTagとiPhoneが10mでも離れたら通知が来るように自分で距離を設定したい
- 1つのAirTagを複数のiPhoneで管理したい(パパもAirTagの位置を見れるようにしてほしい)
今後改良を期待したいところですが、この価格を考えるとまぁ妥当かなと思います。
子どもが小学校に通いだしたらより機能が充実しているGPS端末に乗り換えようかな?と考えていますが、未就学児に付けるなら現状ではAirTagがナンバーワンです!
まだGPS端末ほど色んな機能は必要ない・万が一のために位置情報を確認できるようにしたい、という方にはとてもおすすめです。
AirTagが向いてる人・向いていない人
AirTagにもメリットデメリットがあるので、使う人の環境や状況によって向き不向きがあります。
- 何かあった時のために大体の位置を把握したい人
- お手頃に購入したい人
- 子どもがまだ小さい人
- 充実した機能を求めている人
- 位置情報の精度やリアルタイム性を重視している人
- 人が少ない(iPhoneユーザーが少ない)エリアに住んでいる人
ちなみに私は地方在住でどちらかというと田舎に住んでいますが、位置情報の精度や更新頻度に問題はありません。
しかし、ドが付く田舎だったり高齢者が多い地域では位置情報が取得しにくくなってしまうので、その場合はGPS端末の方が安心かもしれません…
ぜひ参考にしてみてくださいね。
AirTagおすすめケース
クリップ型ケース
私が愛用しているのもこのクリップ型ケース。
カバンでも服でもどこにでも付けられるのでおすすめです!
私はいつも子どものズボンの腰の部分に付けています。
クリップ型といってもつまむ部分がないので、付ける時に両手でクリップ部分をこじ開けています。
そこは少し使いにくいな〜と思いますが、子どもが自分で外しにくいという点ではメリットですね。
キーホルダー型ケース
キーホルダー型なら子どもがどんなに激しく動いても取れないのがメリット。
カバンに付けたり、服の内側のタグに引っかけて使えます。
キーホルダーなので少し重さを感じたり邪魔に感じてしまう可能性がある点がデメリット。
絶対に外れないようにしておきたい!という方におすすめです。
バンド型ケース
子どもの腕に付けるタイプのケースです。
可愛いデザインで腕時計のように付けられるので、大人の真似をしているようで子どもが気に入ってくれているという口コミ多数!
ただし1〜2歳児に付けるのにはサイズが少し大きいので、早くても3歳頃からがおすすめ。
まとめ:高コスパのAirTagは迷子対策におすすめ!
今回は「AirTagのメリットデメリット」についてお伝えしました。
お手頃に購入できて小型なので付けやすく、ほぼ正確な位置が確認できるので動きまわる小さな子どもにおすすめです!
ただし機能は少なめなので、小学校に上がったらGPS端末に乗り換えるのがベスト。
とはいえGPS端末は維持費もかかってくるので、位置情報さえ確認できれば良いという方にはAirTagは高コスパだと思います。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!